山田辰の製造の要である島根県出雲市にある出雲ファクトリー。企画・デザインされたつなぎが縫製され、形になっていく場所です。工場を支える職人は約30名、うち9割が女性です。この道、数10年のベテランから、高校を卒業したばかりの新人まで、さまざまな職人がいる現場で、どのように技術が伝えられ、品質が守られているのかをご紹介します。
技術を伝えるときには、画一的な方法ではなく、一人ひとりの個性にあった方法で伝えるように心がけています。得意分野を伸ばすことで、技術に磨きがかかるだけでなく、モチベーションも高まります。やる気という種を、しっかりとした太い木に育てあげるイメージです。良い職人になるためにもっとも大事なことはセンスや技術よりも、「めげずに挑戦する気持ち」だとわたしたちは考えています。